よくある質問


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ベイザー脂肪吸引の豆知識

Q.どのクリニックでベイザー手術を受けるか

クリニック選びに誰もが苦労する
ベイザー脂肪吸引を受けたいけれど、どのクリニックが良いのか判らない…。これはベイザーに限らず、美容整形全般に関していえることです。

美容整形は他の一般医療とは違い、なかなか口コミがあてにできません。ベイザー脂肪吸引は扱うクリニックがまだあまり多くありませんから、他の整形メニューと比べれば迷うことも少ないといえます。それでもクリニック選びにはほとんどの方が苦労しています。さらにベイザーの新バージョンである「ベイザー4D」という技術も登場していますので、患者様にとってはますます混乱してしまうところかもしれません。

北村クリニックではすべてのカウンセリングを院長である私が担当しているのですが、そうした患者様の声は、私もよく耳にします。そうした方々のために、このサイトにも「クリニックの選び方」について、まとめたコーナーを設けてあります。詳しくはそちらをご覧いただくとして、ここではベイザー脂肪吸引に関連することがらを中心に、いくつか補足的なことをお話ししておきましょう。

ネットには美容整形の口コミ情報がいっぱい
先ほどもお話ししたとおり、美容整形についての口コミ情報というのは、他の一般医療と比べると得にくいものではあります。今やすっかり一般的になったといわれる美容整形ですが、やはり整形を受けたという事実は隠しておきたい…という考えがまだまだ一般的です。「私、整形受けたんだ!」と、おおらかにカミングアウトできる方はきわめて少数派でしょう。本来なら、いちばん信用できるのが体験者ご自身の口コミ情報なのですが、美容整形ではそれがなかなか掴みづらいのです。
ですが方法がないわけではありません。それがインターネット上にいくつか存在する「口コミ情報サイト」です。
こうしたウェブサイトは主に女性向けの情報コミュニティとして利用されているようです。実際に私のクリニックにいらした患者様の中にも、こうしたサイトで北村クリニックの情報を見つけ、カウンセリングを受けに来た…という方が何人もいらっしゃいました。そんな話を聞き、私もこれらのサイトを覗いてみたことがありますが、コスメや美容、健康など、さまざまなテーマで活発な情報のやりとりが行われていて、少なからず驚いたものです。

口コミ情報の注意点とは?
自宅にいながらにして、数多くの口コミ情報を集められるのは本当にインターネットの優れたところです。現代の若い女性たちはこうしたシステムを存分に使いこなし、必要な情報を瞬時に手にしているのでしょう。ですがこうした口コミ情報については、いくつかご注意いただきたい点があります。
それは、口コミ情報とは誰かの経験談であって、それがそのまま評判通り「あなた自身にあてはまるわけではない」ということです。

美容整形とは大量生産品ではありません。フルオーダーのドレスを仕立てるようなものです。顔つき、体格、雰囲気など、人それぞれに違う個性にあわせ、さらなる美しさを引き出すために行うものです。ですから一人ひとりに対してどのような治療を行うかは、その時々によって違います。あえて言うなら、「まったく同じ」という症例はあり得ないのです。
ベイザーを例にして言うならば、まず求める仕上がりイメージがあります。そしてそこに近づけるために、どこからどのように吸引するかを設計します。それを正確な手術で再現して初めて、満足のいく仕上がりが得られます。ですから、「あなたにはできるけれども、他の誰かにはできない手術」というケースも出てくるのです。

口コミ情報は「他の誰かのもの」
たとえば、「ベイザー手術で太ももから皮下脂肪を○○○CC吸引して○○センチになれた」という口コミ情報があったとします。では、あなたも同じ量の脂肪を吸引できるかというと、そうはいきません。それは太ももの脂肪層の状態…厚さや量によって違ってきますし、ヒップや体全体とのバランスによっても変わってきます。
また仕上がりサイズについても「細いから良い」というわけではありません。あなたの体型や個性に合った最適なサイズというものがあります。それを無視してしまっては、かえって美しさを損なうことになってしまい、効果的な美容整形とは言えなくなってしまうでしょう。

美容整形は、あなた自身の美しさを引き出すもの。となれば、他の誰かと「まったく同じ」ということはないのです。数字となって目に見える仕上がりの結果はもちろん、そのプロセス…脂肪を吸引する部位や吸引量、さらに言えば麻酔のかけ方ひとつから違うこともありますし、術後の経過となれば十人十色です。腫れや内出血が出やすい方もいれば、全く起こらない方もいます。それぞれの手術内容や体質などによって、非常に大きな違いが表れてきます。
口コミ情報をはじめとする「体験談」は、これから整形を受けようとする方にとって、とても重要な情報源です。実際にそのクリニックで手術を受けた方のコメントであれば、より貴重でしょう。そうした意味で、ネット上の口コミ情報は大いに参考としていただきたいと思います、ですがその一方で、誰かの口コミ情報の内容が、そのままあなたにも当てはまるわけではない、という点は忘れないでいただきたいと思います。

クリニックはカウンセリングで決める
口コミ情報も含めて多くの情報を集め、複数のクリニックのデータを集めたら、それらのクリニックで実際にカウンセリングを受けてみるのがいちばんの早道です。これは他の項目でもお話ししたことですので、ここでは詳しく触れません。ですが疑問や不安を解消する手段としては、やはりドクターと直接話し合えるカウンセリングに勝るものはありません。

たとえば最近登場したベイザーの新バージョン…「ベイザー4D」ですが、これがどのようなものなのか、まだ一般にはあまり知られていないようです。ですがこの技術を用いれば、これまでの脂肪吸引を大きく超える、より立体的な仕上がりを得ることができます。解剖学的な知識とそれに基づいた正確な手技が必要ですが、その二つを備えたドクターが執刀すれば、素晴らしい結果を得られることでしょう。
こうした詳しい情報を得ることができるのも、カウンセリングならではのことです。女性誌の広告や各クリニックのオフィシャルサイト、さらにここで取り上げた口コミサイトなどを入り口として情報を集め、絞り込む。さらに実際にカウンセリングを受けてみて、どのクリニックにするかを決定する。それが最も効率的で間違いのないプロセスだと思います。

Q.顔や頬の脂肪吸引はできますか?

小顔効果が期待できる顔の脂肪吸引
脂肪吸引に対する一般的なイメージは、ほぼ共通しています。お腹やお尻、太ももなど、ぶよぶよした部分から余分な脂肪をしっかりと吸い取り、すっきりスリムに…というものです。ですが実際には、ごく少量の脂肪を吸引除去するケースも少なくありません。最も顕著なのが、顔の脂肪吸引です。

顔というのは、実は運動やダイエットで脂肪を落とすことが難しいところです。そのくせ一度脂肪が付くと、とたんに顔が大きく、太って見えがちです。ですから逆に考えれば、たとえば頬を脂肪吸引するなどして顔の脂肪を落とすようにすれば、脂肪吸引による小顔効果が大いに期待できる、ということになります。そして顔面の脂肪吸引においては、ほんの少量の吸引によっても大きな効果を望むことができます。
アゴや頬骨の周辺の脂肪吸引では、部位ごとに除去する脂肪量はほんのわずかですし、目の周辺にいたってはさらに少量になります。こうしたケースでは一般的な脂肪吸引と異なり、脂肪を「つまみ取りながら除去する」という手法をとることになりますが、こうしたごく少量の除去であっても、それだけで顔の印象を大きく変えることができるのです。

精密さが要求される顔の脂肪吸引
顔の脂肪吸引では、失敗はたとえわずかなものでも許されません。太ももやヒップと違い、顔は体の中で最も人目に触れる部分です。しかもほんの数ミリの違いであっても見た目の変化を感じ取れる部分でもあります。皮膚の傷跡が目立たなように、筋肉を傷つけないように、安全についての細心の注意を払いつつ、手術を進めていきますので、執刀する医師の立場からすると、きわめて繊細で精密な仕上がりを求められる、非常にハードルの高い手術…ということになるのです。
さらに顔面の脂肪吸引で難しいポイントとして、術後の「腫れ」が挙げられます。お腹や脚の脂肪吸引においても、術後の腫れはある程度、避けられないものではあります。ベイザー脂肪吸引の登場によって、かなり抑えることができるようになりましたが、腫れや内出血を完全にゼロにできるというわけではありません。もちろん従来法に比べれば格段の違いはあるのですが、腫れや内出血がほとんど残らない方もあれば、うっすらと残る方もあり、そこは人それぞれと言うほかない部分です。
ですが顔の脂肪吸引においては、腫れや内出血の状態は極力避けたいものです。こうした事情から、顔周辺の脂肪吸引ではベイザーがとても活躍するところでもあるのです。

繊細な吸引を可能にするベイザーの実力
ベイザーは非常に高効率な脂肪吸引ができるため、脂肪層の薄い部分でも高い効果を出すことができます。こうした特性から脂肪層の薄い顔などの部分であっても、効果的な吸引が可能なのです。
もちろん、こうした部位の脂肪吸引は従来の方法でも可能です。ですがごく狭い範囲での吸引であることに加え、脂肪層が薄いことや、わずかな吸引量の違いによって結果が大きく違ってしまうことなどから、難易度の高い手術となります。もともと脂肪吸引は医師の技術力が求められるものではありますが、中でもこうした繊細な脂肪吸引・除去術は、技術に加えて経験やセンスが大きくモノを言います。正直なところ、医師の目から見れば単なる「腕の良さ」だけでは語れない難しさがあり、その一方で高い技術を持つ医師がていねいに施術すれば、素晴らしい仕上がりを生み出せるものでもあるのです。

少量の脂肪吸引で効果はあるのか?
特に顔の脂肪吸引に関して言えば、実際に吸引する脂肪量はとても少量です。あえて数値を挙げませんが、その量はおそらく皆さんが想像するよりもはるかに少ないのではないでしょうか。目の周辺はもちろんのこと、頬やアゴなど、顔の脂肪吸引では、その吸引量はきわめて少量です。
「そんなに少しの吸引で効果があるのか?」実際の吸引量をお教えしたら、ほとんどの方はそうした疑問を持たれるでしょう。それほど少量ではあるのですが、現実にはそのわずかな違いが輪郭を変え、見た目の印象に大きな違いを生むのです。
これは「どこからどのくらいの吸引を行うか」という、執刀医による術前の設計によるところが非常に大きいのです。
人の「見た目」というものは、ほんの少しの違いが大きな違いとなって感じられるものです。特に顔の印象は非常にデリケートで、1ミリ以下の寸法の違いが顔全体の印象を大きく左右してしまいます。私たち美容整形医は、そうしたことを十分に理解していますから、それこそコンマ1ミリの範囲で美しい仕上がりを追求し続けているのです。
整形を受けた方の中にはご自身のブログなどで「顔の脂肪吸引を受けました」などと、写真とともに体験談を公開している方もおられます。私もいくつか拝見しましたが、数値的にはごく少量の吸引であっただろうと思われるものの、的確な手術が行われれば少量の吸引でも充分な効果を出せるものです。
過剰な脂肪に悩む方は、ともすると「吸引量はどれくらいか?」という点に固執してしまいがちです。ですが美容整形における脂肪吸引の目的は「より大量の脂肪を吸引する」ことではなく、「今以上の美しさを実現する」ことにあります。吸引量という単純な数値だけでは測れないものが、そこにはあるのです。

Q.二の腕の脂肪吸引はたるみが起こる?

腕の脂肪を除去したその後が心配…
「先生、脂肪を取り除いたあと、たるんでしまうことはないんでしょうか?」これは多くの方々が心配することであり、カウンセリングでしばしば質問をいただくことでもあります。
私たちの体は構造的に、まず骨格があって筋肉や内臓、脂肪などがあり、いちばん外側を皮膚が覆っています。そのため皮膚にくるまれた「内容物」である脂肪を取り除いてしまったら、余った皮膚がたるんでしまうのではないか…。こうした心配は確かにもっともでしょう。中でも、大量の脂肪吸引をご希望の方や、部位で言いますと二の腕や肩などの吸引をリクエストされる方などから、こうした質問をよく受けるものです。
ある程度のお年を召した方ですと、二の腕の衰えが目立つことがよくあります。「前へならえ」をするときのように腕を肩から水平に持ち上げると、ちょうど二の腕の下側がたるみ、まるで水を入れたビニール袋のように「たぷたぷ」としています。こうしたことを経験的に知っているために「二の腕を脂肪吸引すると、たるみが起こる」「二の腕の脂肪吸引は失敗しやすい」というような考えが生まれるのかもしれません。

二の腕の脂肪吸引でたるみが起こるのか
確かに二の腕の脂肪は層が薄く、的確に吸引を行うためにはそれなりの難しさはあります。解剖学的な基準はあるものの脂肪層の厚みや形状は人それぞれに違いますし、どのような仕上がりにするかによって、吸引のしかたも違ってきます。ですが二の腕だけが取り立てて吸引しにくいということはありませんし、失敗する危険が高いということはありません。実際に二の腕の脂肪吸引を体験した方ならばお判りでしょう。
先ほどの話にあった「二の腕の下側」、ここは肘を曲げ伸ばしするための筋肉が通っていますが、実生活においてはこの筋肉は大きな働きをすることはありません。ですからアスリートでもない限り、この部分の筋肉が発達していることはないでしょうし、そのためほとんどの方は、もともと「たぷたぷ」気味になっているはずです。
また、肩から腕にかけては脂肪が少ない部分であり、取ろうとしてもあまり多くの脂肪を取れるところではないのです。ですから特に二の腕に関して「たるみが出やすい」というのは、まったくの誤解なのです。

少ない吸引量でも痩身効果は得られるのか
さて、もともと脂肪の少ない部分から脂肪を取って、はたして希望通りにスリムになれるのか…。こうした不安をお持ちの方もおられるでしょう。ですが心配はご無用です。経験豊富な医師がていねいに施術すれば見違える効果を生むことができます。しかもベイザー脂肪吸引ならば脂肪を「かき取る」のではなく、細胞レベルで「遊離させて回収する」という手法で脂肪除去を行います。周辺の組織にはできるだけダメージを与えず、より効率的な吸引ができますから、理想に近いデザインに仕上げることができるでしょう。

大量の脂肪吸引では、たるみが発生するが…
二の腕に限らず、的確な手術を行う限り、現代は脂肪吸引が原因でたるみが発生することはほとんどありません。これはベイザーはもちろん、いわゆる脂肪溶解手術などでも同様です。厳密にいえば手術直後はたるんだ状態になっているはずですが、術後の経過の上で、問題になるレベルではありません。
ですが可能性で話をするならば、脂肪吸引でたるみが起こる場合はあります。それは大量の脂肪を一度に吸引した場合です。
医師の判断基準のうえでは、脂肪吸引で一度に除去できる脂肪の量には上限があります。これは具体的に「何グラム」と決められるものではないのですが、あまりに大量の脂肪を一度に除去してしまうと、ひどい腫れを引き起こしたり、健康を害することがあるのです。また患者様の状態によっては、急激な痩身に皮膚がついていけず、たるみとなって残ることがあります。ですがサイズダウンはできても醜いたるみが残ってしまうのでは、患者様は満足できないでしょう。
ですから大量の脂肪を除去したいという場合には、ある程度の間隔を空けて複数回の手術を行うことになります。さすがに日本ではあまり多くの症例はありませんが、肥満大国アメリカなどでは、こうした治療はしばしば行われているようです。数年越しで何度かの脂肪吸引を行い、最後にたるんだ皮膚を取り除く…。かなり大がかりな手術になりますね。ですがこうした例はごく極端な例です。脚でも二の腕でも肩でもお尻でも、一般的な脂肪吸引を行って、術後にたるみが残る、ということはまずありませんので、ご安心ください。

Q.太もも(ふともも)の脂肪が気になる

日本人女性に多い体型の悩み
さて、脂肪吸引は全身のほぼすべての部位に施術が可能ですが、やはり最も多いのがウエストから下、つまりは下半身の吸引です。若い女性であればキュッとシャープにくびれたウエストラインを望む声は高いですし、中年以降の方ですとお腹周りについた皮下脂肪をなんとかしたい、と相談にいらっしゃる方が多くみられます。そして年代を問わずにリクエストの多いのがヒップから太ももにかけての脂肪吸引です。
もともと女性は男性に比べて脂肪の量が多いものです。これは妊娠・出産という大仕事のために、必要なエネルギーを確保しておくという意味を読み取ることもできますから、脂肪はあながち「ムダなもの」というわけではありません。とはいえ、やはり多すぎる脂肪は体型を崩してしまいますから、ご本人にとっては厄介なものに思えることでしょう。
脂肪というのは全身に分布していますが、その付き方には大きな個人差があり、それが全身のプロポーションの違いとなって表れます。ですが脂肪が「つきやすい場所」「つきにくい場所」というのはあり、中でもお腹や太もも周辺は脂肪がつきやすい部分です。
また出産を経験された方ですと、ヒップやふとももに脂肪がつき、体型が大きく変わってしまうことがありますが、これは出産時に変形した骨盤がそのままの状態で固定されてしまうためと考えられています。いずれにしても、こうした悩みに対しては脂肪吸引が効果的な対処法となります。

太ももの脂肪吸引でどれほどの変化が起こるのか
これはどの部位でも同じなのですが、ふとももの脂肪吸引を行うときにも「どこからどの程度の量を吸引するか」を正確に見きわめる必要があります。言い換えれば「どこに、どのように脂肪を残すべきか」ということを、しっかり設計するのです。
単にサイズダウンしたいだけであれば、吸引しやすい部分から適量の脂肪を取り除けば、それで済む話です。ですが患者様が求めているのは「細くて美しい脚」です。やみくもに吸引したところで、そうした仕上がりは得られません。そのため私たち医師はカウンセリングで患者様のご希望を聞き、脂肪のつき具合を調べながら、慎重な設計を行います。
まず脚の内側と外側から、どの程度の量を吸引するかを見定めます。特に外側については、ウエストから続く美しいラインを形づくることが大切です。ふとももの前後についても同様で、筋肉の付き方と脂肪の状態をよく調べ、仕上がりの全体像をイメージしていきます。ことにふとももの後ろ側については、ヒップとのバランスをどの程度にするかによって、サイズ以上の痩身効果が得られますから、重要なポイントといえます。
こうして前から見たときと横から見たとき、それぞれの脚のラインを作り上げ、なおかつそのラインが三次元的な美しい曲面を描くように作り上げていくのです。場合によっては腰やウエスト、ヒップなども同時に吸引を行い、より滑らかな仕上がりを追求する場合もあります。いずれにしてもカウンセリングで患者様としっかり話し合い、共通の仕上がりイメージを作り上げ、納得のいったところで手術に臨みます。

目立つ痕跡を残さず、太ももをスリムアップ
脚の脂肪吸引を希望される方の多くが気にするのが「手術痕」です。スラリとした美しい脚を手に入れたら、大胆なミニや水着にも挑戦したいけれど、「傷跡は大丈夫なの?」という声はよく聞かれます。その点については、まず気になさることはないと申し上げることができます。
脂肪吸引は細いカニューレ(吸引管)を皮下に差し込み、脂肪を吸引除去する手術です、そのカニューレを差し込むため、皮膚に直径数ミリの穴を開けます。この方法ですとメスによる切開とは異なり、術後に縫合する必要がありません。太ももでしたら、脚の付け根や内側など、目立たない場所を選びます。また北村クリニックではその穴に「ソフト・スキンプロテクター」を取り付け、手術中に皮膚を刺激しないよう配慮しています。術後は特別なケアは不要で、穴がふさがるまで絆創膏を貼っておけば大丈夫です。
もちろん、皮膚に穴を開けるわけですから、その痕跡が「まったく残らない」ということはありません。ですがそれは本当に小さいもので、しかも目立たない場所にありますし、時間の経過とともに薄れていきます。パッと見て「脂肪吸引の痕だな」と判ることはまずありません。

太ももに再び脂肪がつくことはないのか
これは患者様からよく尋ねられることなのですが、脂肪吸引でスリムにした部分が再び太る、ということは実際にはほとんどありません。
そもそも肥満というのは、脂肪細胞に脂肪が溜まる…つまり脂肪細胞が「太る」ことで起こる現象です。もともと脂肪細胞が多い、というケースもあるでしょう。この脂肪細胞は他の細胞のように「分裂して増える」ということがありません。思春期にある程度の量に達すると、その後は増えも減りもしないのです。この脂肪細胞を吸引除去してしまうのが脂肪吸引です。脂肪細胞の数量そのものを選らしてしまうのですから、もう太りようがないのです。
ただし、脂肪細胞を100%完全に取り除くことはできません。ですから残った脂肪細胞がさらに太り、手術直後の状態からサイズアップする、ということは理論的にあり得ます。
ですがそれは問題になるほどのレベルではありませんし、ましてや元のサイズにまで戻ってしまう、ということは現実には起こりません。
また、太ももの脂肪を除去したことが原因で「ヒップやお腹から脂肪が降りてくるのでは」ということを心配される方がおられます。ですが脂肪は体内を自然に移動するということはありません。まったくの誤解ですので、ご安心ください。

Q.お尻の脂肪吸引について教えてください。

希望の多いヒップの脂肪吸引
ヒップ…お尻の脂肪吸引は、年齢を問わずリクエストの多い部位です。日本人女性の体型上の特徴として「上半身が細く、下半身が太め」というタイプがありますが、実際にそうした悩みをお持ちの女性は多いものです。
ことに出産を経験しますと骨盤が開き、特に矯正を行わないとそのままの状態になってしまいますから、お腹やお尻に脂肪がつき、ますます体型のアンバランスが強まってしまうことにもなります。

女性だけでなく、男性からもお尻の脂肪吸引をリクエストされることがあります。多くはお尻だけに限ったことではなく、お腹から太もも、ヒップの周辺という広い範囲での脂肪吸引を希望されるのです。
いずれにしても、下半身についた脂肪というのは性別を問わずやっかいなものだといえるでしょう。 別の項でもお話ししていますが、下半身はある程度、運動で引き締めることは可能です。特にヒップのふくらみの下には「大臀筋」という大きな筋肉がありますから、ウォーキングやスクワットなどで鍛えることは難しくありません。一回数十分の時間をかけ、毎日でなくとも週に3〜4回実践できれば、ひと月程度の間に筋肉を引き締めることはできるでしょう。
ですが脂肪がたっぷりと付いてしまっているお尻の場合には、そこで「手詰まり」となってしまいそうです。運動による脂肪燃焼効果は期待できるものの、それでは部分痩せができません。ヒップの脂肪だけを狙い撃ちにすることはできませんから、かなり効率が悪くなります。そこで登場するのが脂肪吸引です。

お尻の脂肪吸引は術後が大変?
脂肪吸引では多くの場合「お尻だけ」ということはありません。太ももやお腹など、その他の部位と合わせて施術することがほとんどです。「ウエストからヒップへのラインを整えたい」というケースもありますし、「ヒップと太ももの後ろ側をすっきりさせたい」というリクエストも多いものです。
脂肪吸引に関するブログや、そこに掲載された体験談や写真、あるいは口コミ情報なども多いそうですから、かなりポピュラーな部位だと言うことができるでしょう。
さて、そんな一般的なヒップの脂肪吸引。手術そのものは他の部位とさほど違いはありません。ですが患者様にしてみると、ヒップの脂肪吸引には煩わしさもつきまといます。

脂肪吸引は、皮膚と筋肉との間の脂肪層を吸引除去し、スリムにする手法です。吸引の際にはできる限り周辺の組織を傷つけず、脂肪だけを除去するよう、医師は最善を尽くします。ですが人間の体は非常に複雑な構造をしていますから、細い金属管を差し込んで脂肪を吸引するという手法では、程度の差こそあれ周囲の組織が傷ついてしまうのを避けることはできません。高い技術を持った医師であれば、そうした損傷を最小限に止めることができるでしょう。ですがそれを完全にゼロにするということは、物理的に不可能なことなのです。そのため脂肪吸引を行うと(程度の差はありますが)腫れや内出血が表れます。また術後の回復を助けるためにサポーターなどで患部をしっかり固定しておく必要があります。
お尻の脂肪吸引では、この術後の経過が煩わしさの元になってしまいます。手術直後は患部に違和感が残りますし、患部の状態が落ち着くまではできるだけ刺激を与えず、安静にしておくのがベストです。ですがお尻では椅子に座っていても、また横になっていてもある程度の体重がかかり、落ち着くいとまがありません。こうしたことから、お尻の脂肪吸引をあきらめてしまう方も多かったのではないでしょうか。

ベイザー脂肪吸引が煩わしさを解消する
ベイザー脂肪吸引の登場で、こうした状況はかなり改善されたように思います。ベイザーはこれまでの脂肪吸引とは違った手法で脂肪を取り除く新技術です。ベイザーは超音波のパワーを脂肪細胞に作用させることによって、脂肪を細胞レベルで遊離…つまり細胞同士のつながりを解き放し、バラバラにさせます。そうしてバラバラになった脂肪細胞を、掃除機で吸い取るように優しく吸引回収していきます。従来法のように「脂肪を物理的に削り取っていく」という方法とは、まったく違うアプローチです。こうした原理を持つベイザーだからこそ、周囲の細胞にダメージを与えず、しかも効率の良い脂肪吸引が可能になったのです。 そしてベイザーの持つこうした特性は、美しい仕上がりとともに術後の経過にも大きな変化を与えることになりました。脂肪層周辺の神経や血管、索状組織に与えるダメージが軽いために術後の内出血や腫れがほとんどなく、早期に普段通りの生活に戻れるのです。
従来法であれば「座っていても寝ていても、お尻が落ち着かない」といわれたような違和感が、ベイザーでは見事に軽減され、元通りの感覚に戻るまでの時間を短縮することができるようになったのです。
もちろん、ベイザー脂肪吸引といえども手術には違いありません。もともとその場所にあった脂肪を根こそぎ取り除くほどの手術なのですから、手術後に「まったく違和感がない」ということはありません。腫れや内出血にしても「絶対に起こりません」と断言することはできないのです。
ですがこれまでの手法と比較したとき、その有用性には目を見張るものがあります。私自身、これまで脂肪吸引に関して数多くの研究を重ね、自分自身の手術法にも幾多の改良を加えてきました。現在の水準に照らしてみても、高度な手術を行ってきた自負もあります。その私の目から見ても、ベイザーはとても優れた手法ですし、さらなる可能性も感じています。治療効率の高さは執刀する私たち医師にとっても魅力ですし、負荷が軽いという点は患者様にとって大きなメリットとなります。

Q.足の脂肪吸引について教えてください。

男女ともに憧れるスリムで長い足
すらりと伸びた長い足は女性の憧れ。ファッション誌で活躍するモデルさんたちを見ても、皆さんうらやましいほどに長く、細い足をお持ちです。均整のとれたボディラインとしなやかに伸びる長い足は、女性のみならず男性の目から見ても、魅力的なものに違いありません。くびれたウエストからヒップ、さらに膝から足首まで続く優美なボディラインは、まさに女性だけに許された美しさの象徴ともいえるでしょう。
この美しいライン、多くの女性にとっては「高嶺の花」に思えるかもしれません。実際、脚に限らず体のラインというものは、骨格や筋肉、脂肪の付き方によって違ってきます。ですから、すらりと伸びた細く長い脚になれるかどうかは、持って生まれた体つき次第…。そう思う女性も多いことでしょう。
脂肪吸引で美しい足を手に入れる
そこで登場するのが脂肪吸引です。たとえば足に絞って言うならば、現代の脂肪吸引では太ももやふくらはぎも含めた足全体をデザインの対象として、どのようなラインにすれば美しく見えるかを綿密に設計します。さすがに脂肪吸引で「足を長くする」ことはできませんが、「足を長く見せる」ことは充分に可能なのです。
もちろん、どのような足のラインがベストなのかは患者様一人ひとりによって違いますから、「唯一の正解」というものはありません。手術のたびに時間をかけてカウンセリングを行い、患者様との話し合いの中からどこをどのようにするかを探り出していきます。一般論的にいえば、前から見たときと横から見たときのシルエットに無理がなく、太ももから足首までのひとつながりのラインをいかにスムーズに見せるか、という点がポイントでしょうか。
こうして脂肪吸引で美しいレッグラインを整えれば、ファッションや立ち居振る舞いなど、あなた自身の努力によって、その効果をさらに高めることができるのです。

足の美しさはサイズだけでは決まらない
このように、現代の美容整形技術は美しいレッグラインを提供する手法を、すでに確立しています。ですが患者様の中には、少々思い違いをされている方も見受けられます。
これは他の部位についてもいえることなのですが、特に足の脂肪吸引をお考えの方には、ぜひご理解いただきたいことがあります。それは「美しい足」と「細い足」は、必ずしもイコールではない、ということです。
肥満に悩む女性の中には、脂肪に対して過度に反応してしまい、「とにかく細く細く」という思い込みにとらわれてしまうケースが少なくないのです。中には明らかに「醜形恐怖症」といえるレベルの方も見受けられます。そこまで極端でなくても、体型や体重を気にする女性は必要以上に「重さ」「太さ」を気にする傾向があります。 ですが、たとえば足について言うならば、決して「細ければ細いほど美しい」というものではありません。あまりにも細すぎる足はかえって不自然で、病的にさえ見えてしまいます。逆に少々太めであっても、健康的で引き締まった足ははつらつとした躍動感とともに、好印象を与えてくれるものです。
これはご本人の性格や雰囲気などによって変わってくるものですので、いちがいに言えることではありません。ですが体のパーツ…ウエストやバスト、足などのサイズにばかりこだわってしまうと、あなたが本来持っている素敵な個性を覆い隠すことにもなりかねないのです。
あなたには、あなただけが持っている個性があり、それにつながる美しさがあります。ですが多くの女性は、ご自身の「個性的な美しさ」に気づいていません。それに気づいていただくきっかけを作るのは、私たち美容整形医の務めでもあると私は考えています。

あれこれ悩むよりも、まず医師に相談を
近年、美容整形が一般にも普及していった結果として、足の脂肪吸引を希望される方が目立って増えてきました。もともと日本人女性は「上半身が細くて下半身が太い」という傾向がありますから、足が太い…とお悩みの女性はかなりの数になるでしょう。そうした女性たちが「キレイになりたい!」という願望に目覚め、そのための方法として脂肪吸引をチョイスしているのです。
太ももを含めて足の脂肪吸引をリクエストされる女性は私のクリニックでも増加傾向にありますし、そうした方々のブログの体験談などから情報が広がり、口コミで来院される方も増えています。北村クリニックを選んでくださることはもちろん嬉しく、ありがたいことです。ですが一人の美容整形医としては、自分の美しさに正面から向き合い、恥じることなくそれを追求していく女性が増えていることに、大きな喜びを感じています。
ですがやはり、手術となると尻込みしてしまう方は多いでしょう。脂肪吸引は高額なものですから、費用の点でも二の足を踏んでしまいがちですし、「失敗したらどうしよう…」という不安もあるかもしれません。また「本当にきれいに仕上がるの?」という、結果に対する不安もあるのではないでしょうか。
北村クリニックではこれまでに扱った症例の中から、患者様の承諾をいただいたものを症例写真として公開しています。これはカウンセリングにいらしていただければお見せすることができますので、ぜひご自身の目で確かめていただきたいと思います。そしてさまざまな不安を解消して安心して手術を受け、悩みを解消していただきたいと思います。

Q.腕の脂肪吸引について教えてください。

腕を細くしてスマートに
腕の脂肪吸引というと「ぷっくりした二の腕をなんとかしたい」というオーダーが多いのですが、肩から腕にかけての広い範囲の吸引を希望される方もおられます。
「肩のまわりがごつくて、薄着ができない」「腕が太くて野暮ったく見える」このような悩みを持つ方は少なくありません。そのため薄着の季節が始まる前、寒さが和らいで春らしくなってくると、こうした患者様がクリニックにいらっしゃいます。

肩や腕の脂肪吸引。これまでの考え方ですと、この部位は足やヒップに比べて、脂肪吸引の効果が低いという見解がありました。それというのも腕はもともと筋肉質な部分で、脂肪層はあるもののあまり厚みがありません。そのため大量の脂肪を取ることができず、結果として痩身効果を上げられない…というわけです。ふくらはぎなども同様で、実際に手術を受けても「脂肪吸引を受けたが、あまり変わらない」「高い費用をかけたのに、失敗した」という、残念な結果を招いてしまうケースもあったようです。そのためか、ふくらはぎの痩身については筋肉を萎えさせる効果を持つ「ボトックス」を注入し、ほっそりと見せる、という手法が広く行われていました。

筋肉質の部分への脂肪吸引は効果が低い…。これはある意味正しいのですが、鉄則というわけではありません。高い技術と経験を持つ医師がていねいに手術すれば、解決できることなのです。
確かに肩や腕、ふくらはぎといった部位はその多くが筋肉であり、脂肪層はお腹やヒップと比べるとかなり薄く、その量も少ないものです。ですが脂肪層の状態を把握したうえでていねいに施術し、少しずつ吸引していけば、充分な量の脂肪を取り除くことは可能なのです。
さらに吸引前のデザインも重要です。脂肪吸引では取り除いた脂肪の量よりも、「どこからどの程度吸引するか」が大きな意味を持っています。たとえ少量の吸引であっても、効果的なデザインを行い、その通りに吸引ができれば、見違えるような結果を生み出すことができるのです。

ベイザー脂肪吸引なら、腕の脂肪を効率よく吸引できる
ベイザー脂肪吸引を使用すれば、痩身効果はさらに高まります。
従来の脂肪吸引はカニューレの先端についた刃を使い、脂肪を物理的に掻き取っていました。ですがカニューレは皮膚に開けた小さな穴から脂肪層に挿入しますので、脂肪を掻き取るのは文字通り手探りでの作業です。脂肪をしっかり取ろうと考えてカニューレを深い部分にまで差し込んでしまうと、腕の筋肉や大事な神経を傷つけたり、傷口が大きくなってしまったり、腫れや内出血を引き起こしてしまう危険が高まってしまいます。そのため執刀医の技術力や経験値によっては充分な量の脂肪が取れず、効果を出しにくい、ということがあったのです。
ですがベイザーは違います。ベイザーは特殊な超音波で脂肪細胞を遊離させる技術です。そのため腕のように筋肉質で脂肪層の薄い部位であっても、周囲の組織にできるだけダメージを与えず、脂肪細胞だけをしっかり除去することができます。私自身、これまでも従来法を用いて腕やふくらはぎの脂肪吸引を数多く行ってきました。そしてベイザーを導入したことで、それら「効果が薄い」といわれている手術に対しても、とても満足できる結果を得ています。患者様の反応も良く、素晴らしい仕上がりに皆さん喜ばれます。
こうした例はインターネットで検索してみれば数多く見つけられることでしょう。ときにはご本人の体験談として、写真入りでブログや口コミサイトなどに掲載されているケースもあるかもしれません。腕や肩、ふくらはぎなどの脂肪吸引をお考えの方は、こうした情報を探してみるのも良いのではないでしょうか。


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