ベイザー超音波は脂肪細胞のみに作用するので大切な血管や神経は影響を受けません。
従来の方法より、浅い層や深い層も楽に除去できます。また、過去に行った脂肪吸引の修正にも有効です。
皮膚と筋肉の間の結合組織を温存しつつ吸引するので手術後の皮膚のたるみや凹凸の心配もなく、またセルライトにも有効的です。
「ベイザー脂肪吸引」(VASER2.0)は数ある脂肪吸引機器のなかで、吸引量や仕上がりなどのクオリティーにおいて最高峰と評価されています。
ベイザー脂肪吸引の「ベイザー超音波」は脂肪を細胞単位に分離・遊離させて吸引採取しますので、吸引部分もワンランク上の仕上がりとなります。またベイザーは、皮膚と筋肉の間にある結合組織を保存しつつ、吸引するので、手術後の皮膚のたるみや、凹凸の心配もなく、タイトニング効果もあります。
1 麻酔
吸引したい部位とその周辺に麻酔を施します。北村クリニックでは止血剤や脂肪乳化剤を配合した独自の 「カリフォルニア式局所麻酔」を使用します。これで麻酔をかけるとともに脂肪細胞を柔らかくし、脂肪吸引しやすい状態にします。
2 ベイザー波を照射
狙った脂肪層にプローブと呼ばれる細い棒を差し込み、その先端からベイザー波を照射します。ベイザー波は索状組織や血管、神経などの大切な組織を温存したまま、脂肪細胞を遊離させます。
3 吸引
ベイザー波での処理によって遊離した脂肪細胞をカニューレで吸引します。従来法ではカニューレ先端の刃で脂肪を掻き取っていましたが、ベイザー脂肪吸引では刃のないカニューレを使用します。そのため周辺組織へのダメージを抑え、効率的な脂肪吸引ができます。
4 完了
皮膚と筋肉をつなぐ索状組織が温存されるため、術後は皮膚が引き締まる「タイトニング効果」が表れます。そのためたるみや凹凸の不安が少なく、美しい仕上がりを得られます。
施術の種類→ |
通常の脂肪吸引 |
ボディージェット |
ベイザーリポ |
原理 |
脂肪を掻き出す |
脂肪を破砕し除去する |
脂肪をVASER波で遊離し除去する |
効果 |
★★★☆☆ |
★★★★☆ |
★★★★★ |
内出血 |
多い |
多い |
少ない |
痛み |
多い |
多い |
少ない |
日常生活の 制限 |
多い |
多い |
少ない |
術後の硬さ |
多い |
多い |
少ない |
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北村クリニックは分院展開をせず、東京・八重洲の本院のみで治療にあたっています。これは開院以来からの私の信念によるもので、そこには明確な理由があります。
分院を増やすと、医師やスタッフの技術、知識に差が表れてしまい、最新機器の導入や手術法の改良なども滞りがちになるでしょうし、そうなれば「常に最善の治療を提供する」ということが難しくなってしまいます。自分の目が届く範囲、手を下せる範囲で、患者様と正面から向き合い、悩みや願いを理解し、そのうえで適確な手術を行って、素晴らしい結果へと導く。それが私の務めであり、私がいちばん大事にしたいことなのです。そのためには、安易な分院展開はできません。地方にお住まいの方々にはご迷惑をおかけしますが、どうかご理解いただきたいと思います。
脂肪吸引は、簡単に見えて非常に細かなテクニックを必要とします。その人の年齢や皮フの厚さなどによって、使用する器具や、その出力レベルなどを微妙に調節しなくてはならないからです。
つまり「一人一人に合わせた丁寧な治療」が必要になるのです。そのためには、豊富な症例から得られる「職人的なカン」が必要となるわけです。
まさに美しいオートクチュールの服を手作りで作るようなイメージで治療が行なわれるのです。
北村クリニックは「日本麻酔科学会」に所属し、負担なく効果の高い麻酔について研究を重ねてきました。美容整形は痛みをともなわずに治療できることが理想的です。
そんな考えのもと「カリフォルニア式局所麻酔」を改良して、当院独自の麻酔薬を開発したのです。この麻酔には浸透圧とPH(ペーハー)を体液に近づける薬と止血剤を含んでいますので、患者さんは痛みを感じることなく手術を受けられるようになったのです。また、麻酔薬には脂肪乳化剤も配合して、破壊する脂肪層をあらかじめやわらかくしておく働きも持たせています。
麻酔注射そのものの痛みに敏感な方には麻酔注射の前に「極低温ガス麻酔」を使用することもあります。
さらに当院では、原則として点滴からの「リラックス麻酔」を併用しています。これは高い鎮静・鎮痛効果を発揮し、手術に対する恐怖感を和らげ、心身をゆったりと落ち着かせる作用になります。これら様々な方法を組み合わせた独自の「4段階麻酔システム」により、手術に対して強い不安感をお持ちの方も、非常にリラックスした状態で治療を受けていただくことができます。
当院ではベイザー脂肪吸引の場合、超音波エコーで脂肪層の厚さなどをチェックしながら吸引を行っています。
手術では肉眼で見ることのできない脂肪層の内部を吸引しています。もちろん膨大な症例と長年のキャリアに裏づけられた「職人業ともいうべき指先の感覚」は最も大切なものです。しかし、そこに「デジタル超音波エコー」という強力な武器が加わることにより、さらに完成度が高まります。
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