ベイザーならダウンタイムも短くてすむ
先ほど私はベイザーの特徴として「術後のダウンタイムが短くて済む」という点を挙げました。これについても、もう少しご説明しておきたいのですが、それには脂肪層周辺の組織の構造について、お話ししておく必要がありそうです。
私たちの体は、いちばん外側を皮膚が覆っています。そしてその下に脂肪層があり、さらにその下には筋肉の層があります。つまり断面図にすると三層構造になっていて、このうちの脂肪層を吸引除去してしまうのが脂肪吸引……というわけです。
ですが人間の体というものは、実際には非常に複雑です。「皮膚・脂肪・筋肉」と、サンドイッチのように単純に重なり合った構造をしているわけではありません。そこに、ベイザーの持つもう一つの秘密が隠されています。
脂肪吸引で問題にされる脂肪層は、皮膚と筋肉層の間にあります。ですが実際には、皮膚と筋肉層は「索状組織」と呼ばれるゴムのような組織でつながっており、その隙間に脂肪細胞がびっしりと入り込んだ構造になっているのです。つまり索状組織は皮膚と筋肉組織を固定し、つなぎ止めるためのアンカーのような機能を持っている、といえます。
過去の脂肪吸引は、この索状組織ごと脂肪細胞を「削り取る」ものでした。
ですがベイザーは違います。索状組織は可能な限り傷つけず、脂肪細胞だけを遊離させて吸引除去しますから、回復までのダウンタイムが短くて済みます。また索状組織が温存されることで高い引き締め効果が生まれるため、たるみや凹凸のない、より美しい仕上がりが期待できます。
患者様への負荷をこれまで以上に低く抑え、逆に仕上がりはさらに美しく。それが、最先端のベイザー脂肪吸引なのです。
←書籍目次へ戻る
|